甲種第2類とは|泡消火設備の工事・整備・点検
甲種第2類は泡消火設備の工事・整備・点検ができる消防設備士の区分です。筆記45問は機械と電気の両方が問われ、実技は鑑別・製図。令和7年度の合格率は27.2%。受験資格・試験科目・乙種第2類との違い・現場の仕事内容を一次情報で整理しました。
甲種第2類でできることは?
甲種第2類は泡消火設備の工事・整備・点検ができる区分です。乙種第2類は整備・点検まで、令和7年度の合格率は27.2%でした。
試験科目と合格基準
- 筆記・消防関係法令(共通8問・類別7問)
- 筆記・基礎的知識(機械6問・電気4問)
- 筆記・構造機能及び工事整備(機械10問・電気6問・規格4問)
- 実技・鑑別等(鑑別等5問+製図2問)
- 合格基準:筆記は各科目40%以上かつ全体の出題数の60%以上、さらに実技で60%以上
- 試験時間:甲種3時間15分
- 試験形式:筆記マークシート四肢択一+実技記述(鑑別・製図)
- 科目免除:電気工事士・電気主任技術者・技術士・他類の消防設備士などは申請により筆記科目の一部が免除され、試験時間も短縮される
年度別の合格率
| 年度 | 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 甲種第2類 | 4,334 | 1,179 | 27.2% |
免状区分ごとに点検できる設備
| 免状区分 | 点検できる設備 | 業務範囲 |
|---|---|---|
| 甲種第2類 | 泡消火設備 | 工事・整備・点検 |
| 乙種第2類 | 泡消火設備 | 整備・点検 |
甲種第2類とは(扱える設備と業務)
甲種第2類は、泡消火設備の工事・整備・点検を行える消防設備士の区分です。泡消火設備は、水と泡消火薬剤を混ぜてできた泡で燃焼面を覆い、油火災のように水だけでは消しにくい火災を抑える設備です。駐車場・自動車整備場・飛行機の格納庫・危険物施設など、油を扱う場所に多く設置されます。消防試験研究センターの受験案内では、甲種は対象設備の工事まで携われる区分とされ、新たに泡消火設備を設置する工事から、設置後の整備・点検までを一貫して担当できます。
甲種第2類と乙種第2類の違い
第2類には甲種と乙種があり、対象設備はどちらも泡消火設備ですが、できる業務の範囲が異なります。甲種第2類は泡消火設備の工事・整備・点検まで行え、設備を新たに設置する工事に携われます。乙種第2類は整備と点検ができます。受験資格にも差があり、乙種第2類は誰でも受験できますが、甲種第2類は指定学科の卒業・一定の実務経験・電気工事士などの資格のいずれかが必要です。配管やポンプを伴う設置工事まで担いたいなら甲種、点検業務から始めたいなら乙種という選び方ができます。
受験ルート(甲種第2類の受験資格)
甲種第2類は、いずれかの受験資格を満たすと受験できます。大学・高専・専門学校などで機械・電気などの指定学科を修めて卒業した方、消防用設備等の工事整備に関する一定の実務経験がある方、または電気工事士・電気主任技術者・技術士・他類の消防設備士などの資格を持つ方が対象です。第2類の試験は機械と電気の両方の知識が問われます。すでに他類の消防設備士免状を持っている場合は、申請により筆記科目の一部免除を受けられることがあります。
試験科目(機械と電気の両方)
甲種第2類の試験は筆記と実技で構成されます。筆記は四肢択一のマークシートで、消防関係法令(共通8問・類別7問)、基礎的知識のうち機械6問・電気4問、構造機能及び工事整備のうち機械10問・電気6問・規格4問の計45問が出題されます。第2類は機械が中心ですが、電気の科目も問われます。実技は写真や図面による記述式で、鑑別等5問に加えて製図2問が出ます。合格基準は、筆記が各科目40%以上かつ全体の出題数の60%以上、さらに実技で60%以上です。試験時間は甲種3時間15分。電気工事士・電気主任技術者・他類の消防設備士などは、申請により筆記科目の一部が免除され、試験時間も短縮されます。
甲種第2類の合格率と現場での仕事
令和7年度の甲種第2類は、受験者4,334人に対し合格者1,179人で、合格率27.2%でした。甲種の各類のなかでも合格率が低めで、機械と電気の両方を押さえる必要があります。現場では、泡消火設備の配管・ヘッド・泡消火薬剤の混合装置・起動装置などの設置工事から、設置後の機器点検・総合点検までを担当します。泡消火設備は駐車場や危険物施設など設置される場所が限られるため、対象設備が第2類に当たるかを確認し、屋内消火栓やスプリンクラーを扱う第1類など他の類とは分けて必要な免状を見ていきます。
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よくある質問
甲種第2類と乙種第2類はどう違う?
対象設備はどちらも泡消火設備ですが、甲種第2類は工事・整備・点検まで行え、新たな設置工事に携われます。乙種第2類は整備・点検ができます。乙種は誰でも受験でき、甲種には受験資格があります。
甲種第2類で扱う泡消火設備とは?
泡消火設備は、水と泡消火薬剤を混ぜた泡で燃焼面を覆い、油火災など水だけでは消しにくい火災を抑える設備です。駐車場・自動車整備場・航空機格納庫・危険物施設などに多く設置されます。
甲種第2類の受験資格は?
指定学科の卒業、消防用設備等の工事整備に関する一定の実務経験、または電気工事士・電気主任技術者・技術士・他類の消防設備士などの資格のいずれかが必要です。他類の免状があると科目免除も受けられます。
甲種第2類の合格率は?
令和7年度の甲種第2類は、受験者4,334人に対し合格者1,179人で、合格率27.2%でした。機械と電気の両方が問われ、甲種の各類のなかでも合格率は低めです。
点検後の報告書・台帳更新まで、AIが段取り。
物件数、今の管理方法、提出後の作業量を聞いたうえで、どこまで自動化できるかを確認します。