都道府県別 消防設備士の合格者数(令和6年度・全国29,878人)

消防設備士試験の令和6年度合格者数は全国で29,878人。最多は東京都8,019人、最少は宮崎県71人です。人口10万人当たりでは奈良県・石川県・福井県が上位。点検の担い手がどの地域でどれだけ生まれているか、都道府県別の人材供給を一次データで整理しました。

消防設備士の合格者は都道府県でどれくらい違う?

要点

令和6年度の消防設備士合格者は全国29,878人。最多は東京都8,019人、最少は宮崎県71人と地域差があります。

このデータの要点

  • 令和6年度の消防設備士試験の合格者数は全国で29,878人(甲種+乙種合計)。
  • 都道府県別の最多は東京都8,019人、次いで愛知県2,103人・大阪府1,879人と都市部に集中。
  • 最少は宮崎県71人、次いで高知県83人・山梨県112人。
  • 人口10万人当たり(編集部試算)では奈良県66.3人・東京都57.6人・石川県50.4人が上位。
  • これは令和6年度の新規合格者数(年間の供給フロー)で、延べ免状交付134万8,089人(ストック)とは別の指標。

都道府県別 消防設備士 合格者数 1〜24位(令和6年度)

都道府県 合格者数(人)
東京都 8,019
愛知県 2,103
大阪府 1,879
北海道 1,150
兵庫県 1,024
京都府 1,019
奈良県 872
神奈川県 848
福岡県 812
広島県 764
千葉県 634
宮城県 596
新潟県 595
石川県 559
滋賀県 534
埼玉県 522
静岡県 489
熊本県 396
茨城県 360
長野県 350
岐阜県 347
群馬県 333
沖縄県 301
岡山県 296

注:令和6年度・甲種+乙種の合計。出典は消防試験研究センターの都道府県別合格状況。

都道府県別 消防設備士 合格者数 25〜47位(令和6年度)

都道府県 合格者数(人)
福井県 293
和歌山県 290
三重県 285
青森県 279
大分県 271
愛媛県 270
福島県 266
佐賀県 260
栃木県 250
山口県 248
香川県 246
山形県 240
富山県 239
徳島県 229
島根県 211
長崎県 205
岩手県 203
秋田県 192
鹿児島県 172
鳥取県 161
山梨県 112
高知県 83
宮崎県 71

注:令和6年度・甲種+乙種の合計。全国計29,878人。

人口10万人当たりの合格者数 上位6・下位6(編集部試算)

都道府県 10万人当たり(人)
奈良県 66.3
東京都 57.6
石川県 50.4
京都府 41.0
福井県 38.9
滋賀県 37.9
高知県 12.3
鹿児島県 10.9
千葉県 10.0
神奈川県 9.2
埼玉県 7.1
宮崎県 6.7

注:合格者数(消防試験研究センター公表値)を住民基本台帳人口(令和6年1月1日)で割った編集部試算。公的な発表値ではない。

このデータの主要数値

  • 消防設備士 合格者数(全国計):29,878人(2024年時点)
  • 合格者数 最多(東京都):8,019人(2024年時点)
  • 合格者数 最少(宮崎県):71人(2024年時点)
  • 10万人当たり最多(奈良県・試算):66.3人(2024年時点)
  • 消防設備士 延べ免状交付数(ストック):1,348,089人(2024年3月31日時点)

全国の合格者は年間29,878人

消防試験研究センターの集計によると、令和6年度の消防設備士試験の合格者数は全国で29,878人です(甲種・乙種の合計)。これは点検や工事の担い手が1年間に新たに何人生まれたか、という「供給フロー」を表します。都道府県別に見ると最も多いのは東京都の8,019人で、全国合格者のおよそ4分の1が東京都に集中しています。最も少ないのは宮崎県の71人で、東京都とは100倍以上の開きがあります。建物が集中し点検需要の大きい都市部に、担い手の供給も偏っていることがわかります。

合格者数の地域差(絶対数)

絶対数の上位は東京都8,019人、愛知県2,103人、大阪府1,879人、北海道1,150人、兵庫県1,024人、京都府1,019人と続きます。大都市圏と政令市を抱える地域が並びます。一方、宮崎県71人、高知県83人、山梨県112人、鳥取県161人、鹿児島県172人など、人口規模の小さい県では年間の合格者が3桁前半にとどまります。点検事業者が新たな有資格者を採用・育成しようとするとき、供給の母数そのものが地域で大きく異なる点は、採用計画や事業展開を考えるうえでの前提になります。

人口当たりで見ると顔ぶれが変わる(編集部試算)

人口10万人当たりの合格者数で見ると、上位の顔ぶれは変わります。編集部が住民基本台帳人口(令和6年1月1日)で試算したところ、奈良県66.3人、東京都57.6人、石川県50.4人、京都府41.0人、福井県38.9人、滋賀県37.9人が上位でした。逆に下位は宮崎県6.7人、埼玉県7.1人、神奈川県9.2人、千葉県10.0人など、人口が多い割に合格者が相対的に少ない県が並びます。埼玉県・神奈川県・千葉県は絶対数では中位以上ですが、人口が大きいため一人当たりに直すと供給が薄く見えます。なおこの10万人当たりの数値は公的な発表値ではなく、合格者数(公的値)を人口で割った編集部の試算です。

「年間の合格者」と「延べ有資格者」は別物

このページの29,878人は、あくまで令和6年度の1年間に新たに合格した人数(フロー)です。実際に各地域で点検に従事できる有資格者の総数(ストック)とは異なります。令和6年版消防白書によると、消防設備士の延べ免状交付数は全国で134万8,089人にのぼります。地域の担い手の厚みを見るときは、毎年の合格者数(供給の勢い)と、これまで積み上がった延べ免状交付数(既存の母数)の両方を分けて捉える必要があります。本ページが扱うのは前者、すなわち年々の供給フローです。

このデータの読み方と自分の県の見方

合格者数は令和6年度(2024年4月〜2025年3月)の消防設備士試験の集計で、甲種・乙種を合計した値です。出典は消防試験研究センターが都道府県別に公表した合格状況です。自分の県の供給状況を見るときは、絶対数だけでなく人口10万人当たり(編集部試算)も合わせて見ると、人口規模の影響を除いた実感に近づきます。各県の火災・点検の状況とあわせて読むと、需要側(建物・火災・点検報告)と供給側(担い手)の両面から地域を立体的に把握できます。都道府県ごとの火災・点検データは地域別ページで確認できます。

関連リンク

よくある質問

消防設備士の合格者は全国に何人?

令和6年度の消防設備士試験の合格者数は全国で29,878人です(甲種・乙種の合計)。これは1年間の新規合格者数です。

合格者が一番多い都道府県は?

東京都で8,019人です(令和6年度・全国1位)。次いで愛知県2,103人、大阪府1,879人と続きます。最少は宮崎県の71人です。

人口当たりではどこが多い?

編集部が人口10万人当たりで試算すると、奈良県66.3人、東京都57.6人、石川県50.4人が上位です。これは公的発表値ではなく合格者数を人口で割った試算です。

合格者数と有資格者数は同じ?

違います。合格者数29,878人は令和6年度の新規合格者(年間フロー)で、延べ免状交付数134万8,089人(令和6年3月31日)という累計のストックとは別の指標です。

無料ホワイトペーパー

経営判断の前に、消防点検の非効率を整理する。

作成、提出、配車。人手不足の中でどこからAI化するかを、数字と業務の順番でまとめた資料です。